Vol.154 コロナ終息後の働き方

2022年05月06日

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◇◇ ASTATE Monthly Letter ◇◇
(アステートメールルマガジン Vol.154)
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今月のひと言
「コロナ終息後の働き方」代表取締役 福山研一

3/21にまん延防止等重点措置も全て解除され、今年は3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとなったことで、賑わいを取り戻した各地の観光地の報道を多く目にします。
医療機関や福祉施設では、まだまだ自制して従事されている方も多いと聞きますが、岸田首相も、季節性インフルエンザと同様の「5類相当」への指定見直しや、コロナ対策の緩和を検討しているとも言われますし、一日も早く、誰もが従来通りの日常を取り戻せるようになることを願いたいものです。

さて、コロナで大きく悪化した雇用情勢も、着々と回復しつつあるところですが、これが完全終息すると、企業にとっては、更なる採用難・人手不足という側面も出てきます。
また、コロナ禍において、働き方も大きく変わりましたが、それがコロナ後にどうなるのかも注目されるところです。

個人的には、2005年頃に環境省主導でクールビズが推奨されたことが、働き方の価値観を変えた出来事の一つとして記憶に残っていますが、このコロナ禍においては、オンラインツールも一般化して、これまでなかなか普及しなかったテレワークが一気に浸透したり、副業・複業も広がりを見せたり、いくつもの働き方の変化がみられます。

新卒採用においても、オンライン面接が増えて、地方学生などは移動の負担軽減という恩恵もありましたが、ここにきて終盤の面接は対面形式に戻す企業が増えています。
やはり対面の方が人となりが伝わりやすいためで、コロナ禍のためにやむなく変えたものは、コロナの終息とともに戻っていくものと思われます。

一方で、講演会などは、会場の臨場感こそ味わえないものの、移動時間ゼロでどこからでも参加でき、開催側も全国から集客でき、会場費もかからず、コロナに関係なくメリットがあります。

働き方においては、テレワークの活用で通勤の負担から解放されたり、子供の事情で休むことも減ったり、また営業活動や出張の内容によっては、オンラインに置き換えることで時間も経費も削減出来たり、これらもコロナに関係なくメリットと考えられます。

各会社の方針もあるかと思いますが、コロナを機に取り入れた新たな働き方について、有益なものはそのまま残したり、多様な働き方に対応することで、今後さらに懸念される採用難への対策にもなるかと思います。
弊社も雇用に関わる会社として、積極的に多様な働き方を取り入れていきたいと考える次第です。