Vol.172 人材紹介会社の役割

2023年11月06日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇ ASTATE Monthly Letter ◇◇
(アステートメールルマガジン Vol.172)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月のひと言
「人材紹介会社の役割」 代表取締役 福山 研一

今年4月のメールマガジンでもご案内させて頂きましたが、いよいよ今月末をもちまして派遣事業を終了致します。長年、派遣サービスをご利用頂いた皆様には感謝申し上げます。(人材派遣サービスの終了について

さて、今後は人材紹介事業やキャリアコンサルティング等のキャリア支援に注力していくわけですが、この「人材紹介」というのが、少し分かりにくいというお声を頂くことがあります。
職業安定法上は、有料職業紹介事業で、平たく言うと、ハローワークの民間版(有料版)のイメージです。
ハローワークと同様に関連法規に則って求人を受理し、求職者の紹介を行い採用が決まった場合に、成功報酬として紹介手数料を頂くものです。
正社員の取り次ぎイメージが強いですが、契約社員やパート社員等の紹介も行います。

一般的には人材派遣に対して人材紹介と呼ばれ、最近は転職エージェントという言い方も増えています。
エージェントというと代理人をイメージしますが、その役割として、ハローワークや求職者が直接応募する求人サイトとの違いは、求人票上の表面的な条件だけでなく、募集の背景や職場環境なども踏まえて、それにマッチする人材のみを紹介(推薦)するもので、求職者(転職希望者)に対しても、客観的な能力や適性のほか、転職目的も確認して、ときには転職自体が最善の方法か考え直してもらうこともあります。

このところ転職・スカウト関連のCMも多く、「転職の魔王様」というTVドラマも放映されたり、転職を煽っているのではないかという指摘も聞かれます。以前には「ハケンの品格」というドラマもあったことを思い出しますが、雇用に関わる事業がゆえに誤解も招きやすい業界のようにも思います。

転職活動を行うことで、逆に自社の良さを知ったり、自身の市場価値を知ることで、この会社で頑張っていこうと前向きになることもあり、転職活動自体には企業側にも利点はありますが、都市部などで転職勧奨を繰り返すような不適切な事業者があったのも事実かと思います。

弊社は、地元徳島で30年以上事業を続けており、今後も長く信頼を得られる事業を行っていく所存です。
人材紹介のアステートとして、引き続きよろしくお願い致します。