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Vol.147 人材ビジネスと政治の関わり
2021年09月17日
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◇◇ ASTATE Monthly Letter ◇◇
(アステートメールルマガジン Vol.147)
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今月のひと言
「人材ビジネスと政治の関わり」代表取締役 福山研一
ちょうど今日は、自民党総裁選挙の告示日で、4氏が立候補したところですが、9月3日に菅総理が任期満了での退任を表明して以来、政治の世界は慌ただしくなっていて、私もその動向を注目しております。
いち政党の総裁選に関して、ここで言及するのもいかがかと思いますが、政権与党の総裁選で、その状況次第ですぐ控えている衆院選への影響も考えられますので、派遣法改正等で政治に振り回されてきた業界に身を置くものとしては、目が離せないものです。
過去を振り返ると、麻生政権時、リーマンショック後に規制強化の派遣法改正案が検討され、その後の鳩山政権下では、さらに派遣事業の根幹を揺るがす登録型派遣の禁止も盛り込んだ法案が可決寸前までいったこともありました。結局、普天間基地移設問題による社民党離脱で鳩山内閣退陣となり、同法案は廃案となって、その後の参院選での民主党大敗、東日本大震災を経て、野田政権時に現実的な規制に留めた改正案にて成立したことがあります。
その後の派遣法改正においても、派遣法とは関係ない安保法制の与野党の駆け引き等々で、審議が延びに延びて、最後ぎりぎりで、2015年9月11日成立、2015年9月30日施行というタイトで月末施行という珍しい改正もありました。
現在は、働き方改革関連法案も一段落し、同一労働同一賃金もスタートしているところで、おそらく政治的な大きな転換もないものとみておりますが、政治の世界は一寸先は闇といわれます。
今後の最低賃金の引き上げ方針や、雇用調整助成金の取扱い(雇用の保護か流動性か)、増加する外国人労働者の対応、女性の活躍推進…等々、気になる事項もありますので、いずれにしても、引き続き注目していきたいと思います。
☆人材サービス活用例
「社員の声を聴く」
☆最近のトピックス
「シルバー人材センターの会員減少」